30代の会計士が海外でのキャリア構築を考える: 転職と出向の違いについて解説!

30代
2024.03.10

海外で働くための選択肢はどんなものがありますか?

会計士が海外で転職する方法としては、大きく分けて「国内企業からの出向」「現地法人への就職」「監査法人への転職」「海外企業への転職」の4つのルートがあります。これらのルートそれぞれには以下の特徴があります。

国内の監査法人との出向け

30代会計士が海外での転職を考える際、海外でのキャリアを築くためには、会計士としての経験を活かしながらグローバルな環境で活躍できる能力を身につける必要があります。そのためには、30代会計士にとっては、海外での経験が重要な要素となります。

 

例えば、Big4やその他のグローバル監査法人は、30代会計士でも、グローバルなビジネス環境で活躍するための育成プログラムや海外赴任プログラムを提供しています。これらのプログラムは、数年単位の海外赴任を含むことが多く、30代会計士にとっては、海外における経験を積む良い機会となります。

 

日本において就職し、社内での選抜を勝ち抜くことで、30代会計士にも海外赴任の可能性が開かれます。これにより、30代会計士は、海外での監査や税務、アドバイザリー業務を通じて、グローバルな視野やビジネススキルを磨くことができます。

 

30代会計士海外での転職を考える際には、自身のキャリアに加えて、グローバルな環境での経験を活かすことが重要なポイントとなるでしょう。

参考: 公認会計士として海外で働くには? | HUPRO MAGAZINE | 士業・管理部門でスピード内定|ヒュープロ

国内企業からの海外派遣

30代会計士が海外でのキャリアを考える場合、日系企業の海外展開や子会社でのポジションが魅力的な選択肢となります。特にアジア圏の国々での進出は注目されており、タイベトナムミャンマーなどでの子会社の財務部門の責任者としての求人が増えています。

 

転職先として海外子会社への出向では、最初の3~5年は日本本社の経理部門などに配属され、その後に子会社のCFOとしてのポジションに移るケースが一般的です。この仕事では、財務・経理業務から予算策定、現地スタッフのマネジメントまで様々なスキルが求められ、会計士としての専門知識だけでなく、海外での総合的な能力が必要です。

参考: USCPA(米国公認会計士)で実現する30代の理想の転職|公認会計士・税理士・経理・財務の転職、求人ならレックスアドバイザーズ

海外の監査法人で働く

30代である海外での転職を考えるならば、海外の会計士の求人情報を収集することが重要です。具体的には、日本公認会計士協会が運営する求人情報サイトや雑誌「会計・監査ジャーナル」、現地事務所のウェブサイトなどが情報源となります。

 

海外の地域としては、アメリカ中国シンガポールイギリスタイベトナムなどに多くの日系企業が存在し、そういった地域での現地法人への就職が求められます。これらの現地法人での業務内容は、アメリカでは主に財務税務を担当し、アジアでは現地日系企業の営業や日系企業現地法人のマネジメントが中心となります。

 

現地法人での就職メリットとしては、期間を区切らず長く働ける点が挙げられます。ただし、国内の会計基準や事例から離れすぎると、国内の監査法人への転職が難しくなる可能性があります。したがって、最終的に日本に戻ることを考えるのであれば、常に日本の会計業界の動向をチェックし、国内の会計士とも連絡を取り続けるなどして、日本の会計基準から離れないよう努力する必要があります。

参考: 会計士として海外で働くには?出向と転職の違いを解説!|【マイナビ会計士】公認会計士の転職・求人

現地の企業に就職する

30代会計士海外転職する際には、様々な選択肢があります。一つ目は現地企業への中途採用応募です。この方法のメリットは、自分が行きたい国や地域を選べることや、転職先が多く選択できることです。ただし、日本では現地企業の情報が集めにくかったり、ビザの発給が難しい国もありますので、デメリットも考慮する必要があります。

さらに、現地採用の場合、給与はその国の水準になることが多いため、30代会計士が注意が必要です。特に新興国では、給与水準が日本より低いことが多いため、幹部クラスよりも高めに設定されることもありますが、国内企業からの出向者よりも低い給与を受け入れる場合もあるかもしれません。

参考: 30代の転職 | 監査法人・コンサル・経理財務の転職情報

注意

理解を深めるために知っておくべき点は、海外での会計士としてのキャリア形成には、国内企業からの出向と現地法人への就職の2つのルートがあること、海外赴任の期間や業務内容、給与の差などに注意が必要なことです。特に、現地法人への就職では長期雇用のメリットがありますが、国内基準から離れぬように努力し、給与面も認識しておく必要があります。また、海外採用はビザや給与、現地情報の調査などが必要です。

参考: 海外勤務経験を活かし、将来を見据えたキャリアプランの実現へ|転職はジャスネットキャリア

英語のスキルはどの程度必要ですか?

海外での転職において、30代会計士にとっては、海外勤務に際しては高度な英語力が求められます。実際、会計士として海外で働くためには、業務に必要な技術英語や専門知識を理解し、コミュニケーションを円滑に図るための日常英会話ができる程度の英語力が必須となります。ですが、30代会計士海外で活躍する際においては、それ以上のレベルの英語力を持つことが望ましいでしょう。

監査法人からの出向では、高い英語能力が必要です。

会計士転職する際、30代であっても海外に出向することは可能です。ただし、海外での業務を円滑に行うためには、英語力が不可欠です。TOEIC800点以上が望ましいレベルとされていますが、実際の業務においては、同僚とのコミュニケーションや業務遂行に必要な実用的な英語力が要求されます。

 

一方、国内企業から海外に出向する場合は、ビジネス会話程度の英語力が一般的に要求されます。ただし、業務の内容によっては、英語力がそこまで重視されないケースもあります。また、アジア圏への出向の場合、求人によっては英語または現地語ができれば可というケースもあります。

 

参考: 海外駐在がしたい!転職活動の方針を変えたことで夢の実現に成功! | 公認会計士の転職成功事例〜上場企業〜 | 公認会計士の転職情報 | 公認会計士の求人・転職はMS Agent by MS-JAPAN

珏地での就職は、案件によります。

30代会計士海外転職する場合、現地の監査法人に就職する際には、一般的にはビジネス会話程度の英語力が求められます。目安としてはTOEIC800点以上とされていますが、最終的には面接などで英語力が判断されることが多いです。

一方、海外の企業に就職する際には、日系企業であれば、入社時の語学力不問、または日常会話程度の英語力で可とするところも少なくありません。日系企業でなければ、ビジネス会話程度の英語力現地語、またはその両方が求められることが一般的です。

参考: 海外出張の会計士・税理士の転職・求人一覧|ミドルの転職

ここがポイント

海外での会計士としての英語力について、監査法人からの出向や現地企業への就職などに応じて求められるレベルが異なります。監査法人出向の場合はTOEIC800点以上が目安で実践的な英語力が必要ですが、現地企業での就職の場合は日系企業ならば日常会話程度の英語力で可な場合もあります。またアジア圏では現地語ができれば可といった求人もあります。業務内容や求人企業によって英語力の要求レベルが異なることが大切です。

参考: 海外勤務・出張あり/「米国公認会計士」もしくは「USCPA」を含む転職・求人情報 | マイナビ転職グローバル

海外で働く場合の給与はどのくらいですか?

30代の会計士が海外での転職を考える際、重要なポイントの一つに海外勤務の年収が挙げられます。実際、30代の会計士が海外での転職を検討する場合、出向か現地採用かによって大きな違いがあります。海外勤務での給与水準は、30代の会計士にとって重要なファクターであり、出向と現地採用では異なる条件が適用されることがあります。30代の会計士海外での転職を決定する際には、この点について慎重に考慮することが重要です。

出向の際には、国内とほぼ同等の水準です。

30代の会計士が海外での転職を考える際、年収は国内と同水準であることが多く、800万円以上の給与が保証されることが一般的です。特にマネージャークラスであれば、年収は1,200万円から1,300万円に達することもあります。さらに、海外への転職の際は住宅費や渡航費用が支給されるほか、医療費や子供の学費も会計士が負担してくれるため、充実した福利厚生を受けることができます。また、出向先の国によっては物価水準が日本の5分の1程度であることもあり、国内よりもかなり良い暮らしが可能な場合もあります。

参考: 公認会計士 30代の転職成功事例|ジャスネットキャリア

現地採用の場合、経済条件は「現地の従業員に比べて高く、派遣社員に比べては安い」です。

30代の会計士が海外で働く場合、給与は現地水準となります。そのため地域差が大きく、例えばタイやベトナム、シンガポール、中国といったアジアの国々なら、月収にして30万~40万円、年収では400万~500万円前後であることが多いでしょう。会社によっては、住宅費や渡航費、年1~2回の一時帰宅の費用を負担してくれる場合もあります。

 

海外で働く30代の会計士は、国内で働いた場合と比べて年収は下がりますが、物価が安い国なら生活水準はあまり変わりません。また、長時間労働も少ないためプライベートの時間が取りやすく、長期の休みもしっかり取れるといったメリットもあります。30代の会計士が転職先を海外に求める際は、家賃相場や為替レート、物価、所得税率などは国や地域によって異なることを考慮しながら、年収だけでなく生活環境も注視することが重要です。

参考: USCPA合格がチケットに!未経験から海外会計事務所へ転職 | 監査法人・コンサル・経理財務の転職情報

注意

「海外での会計士転職において、年収は出向か現地採用かによって大きく異なります。出向の場合は日本と同水準の年収が保証され、福利厚生も充実しています。一方、現地採用の場合は現地水準の給与となり、生活水準に影響します。国や地域の家賃相場や為替レート、物価、所得税率などを考慮して判断することが重要です。国によって暮らしの質が異なるため、年収だけでなく生活環境も検討しましょう。」

参考: 公認会計士と海外の転職・キャリア -公認会計士の転職ナレッジ | 公認会計士ナビ 会計士・監査法人専門WEBメディア

各々の国の状況

30代会計士海外転職する際には、アメリカや中国、東南アジア(タイ・ベトナムなど)での現地採用者日本人からの出向者の状況を把握しておくことが重要です。

アメリカ合衆国

30代会計士海外での転職を考える際、現地採用には就労ビザの取得がハードルとなることが少なくありません。アメリカでは、監査法人や企業での働くためには「H-1Bビザ」の取得が必要となります。しかしこのビザには年間85,000件という発行上限が設けられており(2019年度の場合)、毎年多くの応募者が抽選による取得を待っています。

そのため、30代会計士海外で働くためには、このビザ取得には運も必要となり、特にアメリカ監査法人や企業はビザの取得が難しい場合には現地採用に消極的な傾向があります。その結果、「今は日本にいるけれど、これからアメリカで働きたい」という30代会計士に対する求人は限られてしまいます。

日本人会計士アメリカ監査法人会計事務所で働く場合、主にチームの一員として監査税務の実務に携わることが一般的です。

参考: 海外での会計士転職における年齢制限と成功の秘訣|会計士のお仕事求人ブログ

中国という国

30代会計士海外転職を考える際、中国の監査法人・会計事務所が求める人材像について知っておくことは重要です。一般的に、30代会計士は日系企業のサポート専門の部署に配置されることが多く、直接監査や税務に従事する機会は限られています。会計士が担当する主な業務は、日系企業と現地の専門家スタッフの連携や海外での日系企業への営業、コンサルティング業務となります。これらのポジションは30代会計士のキャリアにおいて、海外での新たな展開を考える上で貴重な経験となるでしょう。

参考: 20代のうちに海外経験は積んだ方がよいのでしょうか。 | 公認会計士の転職FAQ 〜年代別〜 | 公認会計士の転職情報 | 公認会計士の求人・転職はMS Agent by MS-JAPAN

東南アジア地域

30代会計士海外転職する際、タイベトナムなどの監査法人・会計事務所で活躍する場合、30代会計士海外転職する際、タイベトナムでは、日系企業や現地の専門家スタッフをつなぎ、日本企業向けの営業、コンサルティング、そして日系企業向けのセミナー開催などが主な業務となります。また、現地スタッフの教育も担当することがあります。

 

逆に海外30代会計士転職し、現地の企業で働く場合には、財務・経理の責任者として活躍する機会があるでしょう。

参考: USCPAとしてアメリカで働くことの現実性 | 米国公認会計士の転職・求人はUSCPAキャリアナビ

注意

注意点は、アメリカでの就労ビザ(H-1Bビザ)の取得が厳しく、運も必要であり、日本人会計士が現地で働く場合は、監査法人で監査・税務の実務に携わることが一般的であります。また、中国や東南アジア諸国での仕事内容は日系企業と現地の専門家スタッフの橋渡し、営業、コンサルティングが中心であり、財務・経理の責任者として活躍する機会もあるということです。就労ビザ取得の厳しさや仕事内容の違いに留意が必要です。

参考: 海外での経験から培った会計士としての土台|【マイナビ会計士】公認会計士の転職・求人

海外での仕事でどんな目標を達成したいか考えてみましょう。

30代会計士海外でのキャリアを考える際、まずは国内の監査法人や企業に所属し、出向を目指すか直接海外の監査法人や企業に転職するかを選択する必要があります。

両者の最大の違いは、海外での勤務期間です。出向の場合は期間限定であり、一方で現地採用の場合は期間がありません。数年で日本に帰国したい場合は出向が適しており、海外に永住して仕事をしたい場合は直接採用がおすすめです。

 

また、出向で訪れた国が気に入ってそのまま現地の企業に転職することもあるほか、現地企業での勤務を経て起業する会計士もいます。ですので、「海外勤務の後に何をしたいのか」までを熟考し、キャリアを検討することが重要です。

参考: 公認会計士の転職・求人情報 - 海外|求人ボックス

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